◆メンタルヘルス(こころの健康)ケア

 

Foreign Support Centerのスタッフは、外国人居住者のメンタルヘルス(こころの健康)をケアするための、専門的スキルをもっています。

メンタルヘルスの専門家

海外でスタンダードとなっている、「メンタルヘルス(こころの健康)実践援助家」( Mental Health First Aider (英語))の資格を本場オーストラリアで、日本では、精神保健福祉士(国家資格Mental Health Social Worker)などの公的資格を取得しています。

 

人間関係、仕事、家族関係、国際結婚など、日本での仕事や生活で直面するこころの問題に、誠実に、真摯に、カウンセリングを行っています。もちろん、職業上、個人についての情報は、秘密厳守となっていますので、安心してご相談ください。

メンタルヘルス実践援助家証明書

 

IPT(対人関係療法)レベルAの修了証明書

 








精神保健福祉士合格証(国家資格)

 

☆メンタルヘルス(こころの健康)と身体的な健康は密接な関係をもっています。

 

注目されているヘルスコーチング(人を指導して健康にすること)や運動指導についても、効果についての科学的証拠(エビデンス)が多くの論文で発表されています。

ヘルスコーチングの資格は、英国名門のインペリアル・カレッジ・ロンドン (Imperial College London: ICL)の研修で 、運動指導については、 内閣総理大臣認定 公益財団法人の日本スポーツクラブ協会の公認「中高老年期運動指導士」として認定されています。

 

メンタルヘルスソーシャルワーカーとは?

メンタルヘルスソーシャルワーカー(MHSW)は、社会福祉や心理学、医学の基礎理論、科学的根拠をもった方法論、倫理、法律、人権、多文化主義、経済学、政策などの知識を応用して、メンタルヘルス(こころの健康)問題を解決するための戦略を開発します。最近では、IMR(Illness Management and Recovery。疾患管理とリカバリー)を使ったケアが効果を上げています。

MHSWは、心理的、社会的、文化的な背景を理解し、クライアントの自己決定権を尊重しながら、最も効果的なヘルスケアとWellbeing(ウェルビーイング。幸福・健康な状態)を提供することを目指す職業です。メンタルヘルスソーシャルワーカーは、個人やグループに対して、カウンセリング、支援、相談、教育、調査、予防活動などを行い、個人やグループがメンタルヘルス(こころの健康)の問題に対処するためのスキル開発をサポートします。

MHSWは、身体的、感情的、社会的な要因を含めた幅広い問題に対処することができます。例えば、うつ病、不安障害、パニック障害、認知症、薬物乱用、家庭内暴力、虐待、過失行為、自殺リスクなどの問題に対処することができます。

メンタルヘルスソーシャルワーカーと臨床心理士との違い

臨床心理士とメンタルヘルスソーシャルワーカー(MHSW)は、メンタルヘルス(こころの健康)の問題に対して、アプローチやケアの方法に、いくつかの違いがあります。

臨床心理士は、主に心理学の理論や技法を用いて、クライアントの心理的側面に焦点を当ててケアを行います。臨床的なアセスメントや診断を行い、クライアントの問題を理解し、それに適した心理療法を提供します。一般的には、認知行動療法、精神分析療法、対人関係療法、統合療法などがあります。また、臨床心理士は、クライアントの内面に焦点を当て、感情や思考の問題を解決することに重点を置いているように思われます。

一方、メンタルヘルスソーシャルワーカー(MHSW)は、心理的、社会的、文化的、環境的要因に焦点を当てたケアを行います。MHSWは、個人やグループのニーズに合わせて、情報提供、ケースマネジメント、社会的支援、カウンセリング、教育、予防活動などのサービスを提供します。クライアントが直面している心理的、社会的および環境的課題に取り組み、それらを克服するためにクライアントに必要な支援やリソースを提供することに重点を置いています。

どちらの専門家も、クライアントに最適なケアを提供することを目的としています。

IMR(Illness Management and Recovery。疾患管理とリカバリー)とは

IMR(Illness Management and Recovery。疾患管理とリカバリー)とは、精神疾患を持つ人が自分の病気を管理する方法を学び、自分なりの人生のゴールに進むためのプログラムです。IMRは、科学的根拠に基づいて開発されました。

IMRでは、リカバリーという概念が重要です。リカバリーとは、病気によって失われたり傷ついたりした自分の人生を取り戻すことです3。IMRでは、参加者が自分のリカバリー目標を設定し、その目標に向かってスモールステップを踏んでいきます4。

IMRには10のテーマがあります。それぞれのテーマでは、病気についての知識や技術を学びます。例えば、薬物療法の効果的な利用方法や再発を減らす方法などです。IMRは個別またはグループで行われます。グループでは、他の参加者やスタッフからの支援や賞賛を受けることができます。

IMRは、さまざまな医療機関や福祉事業所で実施されています。IMRに参加することで、精神症状や障害特性の改善や自己効力感の向上などの効果が期待できます。

Sources:
1. https://visst.co.jp
2. https://www-user.yokohama-cu.ac.jp
3. https://comhbo.net
4. https://kenkyuukai.m3.com

IMRと心理教育の違いとは

IMRと心理教育は、ともに精神疾患についての知識や技術を学ぶプログラムですが、以下の点で異なります。

IMRはリカバリーを志向するプログラムです。参加者は自分のリカバリー目標を設定し、その目標に向かってスモールステップを踏んでいきます。心理教育では、病気の理解や対処法を学ぶことが中心です。
IMRでは動機付けの手法が重要です。参加者の自己決定や自己効力感を高めるために、動機づけ面接や認知行動的技法などを用います。心理教育では、情報伝達や相互支援が主な手法です。
IMRでは偏見やスティグマへの眼差しを変えることが目指されます。参加者は自分の強みや価値観を見つけ、自分らしい人生を歩むことができます。心理教育では、病気に対する偏見やスティグマについてはあまり触れられないようです。